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コーヒーの基本の味の1つ。主に低分子の糖類の味で、糖(蔗糖、ブドウ糖)、アルコール、グリコール、ある種の酸(アミノ酸)の溶解によって特徴づけられている基本的な味のこと。
一般的には柔らかで微細な味のこと。「酸味」「苦味」の中からひきだされる。甘酸っぱい、あるいは甘苦いといった感覚でとらえるとわかりやすい。実の完熟による甘味、”品種による甘味”ローストにともなう甘味などが考えられる。蔗糖はその代表で、甘味の強さを比較する際の標準として用いられる。
甘味の強い順に低分子の糖類と並べると、果糖、蔗糖、ブドウ糖、キシロース、麦芽糖、ラムノース、ガラクトース、ラフィノース、乳糖となる。「酸味」「塩味」「苦味」に比べて快感をもって味わえる濃度の幅が広い特徴をもつ。甘味は他の味(酸味、苦味)を抑制し、刺激を和らげることが知られている。
コーヒー生豆の中の甘味成分は蔗糖多糖質類が主体で、焙煎加工による熱分解で他の有機化合物に変化し、カラメル化したものは苦味に変わり、その他は甘味成分として残る。アミノ酸やペプチン類などが微妙なニュアンスを与えていると考えられる。生豆の中には"炭水化物”(糖類)が約60%含まれているが、これは"焙煎による熱分解反応により大きくかわる。
でん粉やペントザン、ヘミセルロースも加水分解されて一部は可溶化するが、繊維の部分のみは殆ど変わらない。焙煎豆を粉砕して熱湯で"抽出すると、各種の成分は抽出液に大体22〜23%ほど移行する。そのうちの1〜2%は還元糖。10%ほどがカラメル化糖でほぼ半分近くが糖関連物質で占められ、苦味とともにほのかな甘味が感じられる。
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